分析で広がる、Don Bosco Crocetta Basketball の新しい展望
エリートクラスのバスケットボールの試合には、映像分析が欠かせません。その好例がHudlです。Hudlでは、NBAに所属する30チームすべてに分析ソリューションを提供しています。とはいえ、セミプロのチームにおいても、分析は同じく大切です。この点を深掘りするため、私たちはイタリアのバスケットボールクラブP.G.S Don Bosco Crocetta Torinoに話を伺いました。同チームはSerie C Gold Basketリーグに所属し、若手アスリートの育成に力を入れています。
Don Boscoで高度な映像分析が導入されてからまだ日は浅いものの、ヘッドコーチのClaudio Maino氏は、クラブ内で直ちにその効果が表れたと話します。チームがまず実感したのは、キャプチャシステム・Hudl Focusによる時間効率の向上です。
Don Boscoの体育館に設置されたHudl Focusの自動撮影カメラは、高画質でビデオを撮影し、カメラマンなしで試合の流れを追いかけることができるため、映像を手動で撮影する必要がなくなったのです。
「Hudl Focusのおかげで、私たちの作業は大きく変わりました。例えば、以前はビデオの画質が悪かったのですが、クリアなビデオを確認できるようになりました」とMaino氏は話します。「また、とても大切なことですが、撮り逃しも起こりません。自分たちで試合のビデオを撮る場合は、誰かがカメラ担当にならないといけないものの、カメラ担当もついつい撮影を忘れて試合を見てしまいがちです。つまりプロのカメラマンを雇わない限り、アクションの一部を見逃してしまうのです。特に、試合終了まであと数分で、高度に戦略的に試合が進んでいる時は、この点が重要になります。1つもシーンを見逃すわけにはいきませんから」
セミプロチームのほか、Don BoscoにはU-19からバスケットボール初心者まで、さまざまな年齢層のチームが存在します。Hudl Focusを使ってカメラ担当が要らなくなることで、その人材をほかのチームの指導に充てることができるのです。
「私たちのクラブにはとても小さな子どもたちのチームからトップチームまで、たくさんのチームが存在します。13歳以上のカテゴリーだけでも8つか9つものチームがあります。試合のカメラ担当を探すのは本当に大変なんです」とMaino氏は続けます。「ですが今では、そのスタッフが別の仕事に時間を割くことができます。チームがプロレベルでなく、ボランティアでコーチをしてもらっている場合は、彼らが選手と直接関わる仕事ができることは大切なことなんです」
Don Boscoでは最近、トップチームと同じほど若手の育成にも注力する決定がなされました。「子どもたちに対する基準を高めることで、プログラムの質を高められるんじゃないかと考え始めたんです」とMaino氏は話します。「昨年はトップチームと、年齢層の高い若手アスリート、つまりU-19とU-17のチームにHudl Focusを導入しました。ですが今ではアカウントを2つに分けています。1つ目のアカウントはトップチームとU-19とU-17の専用とし、2つ目のアカウントをほかのチームに使っています」
サービスのスピードが向上したことで、選手と指導スタッフの間でじかに効果が見られています。「プロセスは本当にシンプルです」とMaino氏は補足します。「Hudl FocusはHudlプラットフォームと統合できるため、試合が終わるとビデオが自動でプラットフォームに移動します。つまり、試合終了から30分以内には、内容も画質も完璧な映像が手に入るというわけです。
ビデオは2つの方法で共有しています。1つは、スタッフ間、つまりコーチ陣と運営側で共有されます。これはタグ付けを使って簡単に共有できます。
2つ目は、ダウンロードリンクを使ってアスリートに共有する方法で、ビデオやスタッツ、レポートなどを共有しています。普段はWhatsAppを使って共有しており、試合後すぐに閲覧できるようになります。とてもシンプルな方法で、試合の撮影と共有ができるんです」
手動で撮影していた以前の方法では、すべてがスムーズに進んだ場合でも、同じプロセスが5~10時間かかっていたとMaino氏は話します。
「以前はとても時間のかかる、ストレスフルなプロセスでした。特定のチームや、さらにはクラブ全体でも、すべての試合のデータベースがなかったんです。それぞれが自前のカメラで撮影していました。撮影が終わったら、試合に関わったコーチにビデオを共有し、そのコーチが個人用のパソコンでダウンロードしなければなりません。それで初めて、関係者と共有できるようになります。とても時間がかかっていました」
高画質の映像とスタッツを組み合わせたアウトプットを提供できるため、選手に詳細な分析データを提供する必要のあるチームに有益です。これらのニーズに応えるため、Hudl FocusはHudl Assistとスムーズに連携できるようになっています。
映像をHudl Assistに送信するだけで、試合全体のレポートが24時間以内に作成されます。さらに、これには細部までタグ付けされた映像と、主要なスタッツも含まれます。
コーチのMaino氏は、システムを最大限に活用するには、ベーシックスタッツとアドバンストスタッツを使い分けることが大切だと話します。「通常はベーシックスタッツにフォーカスし、試合の進み方について詳細な情報が必要になれば、アドバンストスタッツを使います。個人のパフォーマンスは基本的なスタッツで追跡でき、操作も簡単です。一方、選手が複数いて、それらの選手が試合中にどれほどうまく連携しているかを見たい場合は、アドバンストスタッツ機能が活躍します。」
これらのアドバンストスタッツから、選手は試合のさまざまな面を改善できます。「プレイリストを選手と直接共有できるため、選手は試合中に改善できることを自分の目ですぐに確認できるんです。
アスリートのレベルを向上させられるかどうかは、情報を入手し、パフォーマンス状況を把握して、試合に出て改善できるかどうかにかかっています」とMaino氏は話します。
Hudl Focusは、パフォーマンス分析だけでなく、試合のライブストリーミングにも便利です。これにより、登録者がリモートでクラブを応援し、オンラインでのDon Boscoの存在感を高めることができるようになりました。
「クラブが運営するトーナメントをYouTubeでストリーミングしたところ、登録者数がたったの1週間で6倍も増加しました」とMaino氏は話します。「そこから、登録者はクラブのInstagramやFacebookといったチャンネルにもアクセスしてくれたため、それらのプラットフォームのフォロワー数も上昇しました。Hudl Focusを使い始めてから、YouTubeチャンネルでのビジュアライズなども急速に発展しました。ストリーミングサービスとしてHudl Focusを利用する機会があれば、ぜひ試してみることをおすすめします」
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