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藤枝東高校サッカー部が『Hudl Focus Flex カメラ』を導入した2つの理由「選手の負担を減らし、成長につなげる」

以前からHudlを活用しチームの強化に力を入れている高校サッカーの名門・藤枝東高校が、新たに『Hudl Focus Flex カメラ』(以下は、Focus Flex)を導入しました。『Focus Flex 』は、映像を自動で撮影、映像の取り込みや共有、画角の変更も簡単に行なうことができます。

今回は、ヘッドオブコーチングを務める小林公平(こばやし・こうへい)さんに『Focus Flex 』の導入を決めた理由と、実際に利用した感想、チームや選手に訪れた変化を伺いました。

<藤枝東高校サッカー部を取り上げた過去の記事はこちら>
https://note.hudl.jp/n/nea1efbebf38a

「ヘッドオブコーチング」の役割とは?

ー今回は、新たに導入された『Focus Flex 』についてお聞きできればと思います。よろしくお願いします。まずはあらためて小林さんの経歴を教えていただけますでしょうか?

指導者としては、藤枝東高校サッカー部でコーチを2年間、そのあと湖西高校サッカー部で監督を6年間務めたあと、藤枝東に戻って監督を7年間、現在はヘッドオブコーチングとしてチームのまとめ役のような仕事をしています。

ー「ヘッドオブコーチング」という肩書きはめずらしいなと思うのですが、具体的にはどのような役割があるのでしょうか?

基本的にはチームの方向性をしっかり示す役割になりますが、現在はトップチームの指導をメインで担当しています。

ー以前からHudlのプロダクトを導入されていますが、長い指導歴のなかでいつごろから導入しはじめたのですか?

映像分析は指導者として活動をはじめたときから取り組んでいましたが、本格的に導入したのは前任の湖西高校で監督をするようになってからです。

それまでは試合の映像を見て、すべて自分で映像の切り貼りなど編集をしていました。そんなときに、タグ付けなどの動画編集からスタッツの集計、選手への共有ができる素晴らしいサービス(Hudl)があると知りました。くわえて、世界のトップクラブと同じプロダクトが使えるということにすごく魅力を感じて、迷わず導入しました。

『Focus Flex 』を導入した二つの理由

ーそんな中、今回新たに導入された『Focus Flex 』について、どのような経緯そして目的で導入に至ったのかを聞かせていただけますでしょうか。

新登場のリリースが出た段階で使いたいなと思っていて、サービス開始とほぼ同時に導入させていただきました。

理由は大きく二つあるのですが、一つは正しくボールと選手が映っている俯瞰の映像を手に入れたいということです。これまでのように手動で撮影していると、どうしても見たい部分、重要なシーンをしっかり捉えられていないことが度々ありました。

ときには撮影を担当している選手が白熱した試合展開に夢中になって撮影のことを忘れてしまったり…(笑)。もちろん彼らも一生懸命やってくれていますし、撮影技術も向上しているのですが、課題があったのは正直なところです。とくにカウンターの場面は得失点に直結するところなので、正確に起きた事象を見られるようにしておきたいという思いがありました。

二つ目は、「選手の負担を減らしたい」ということです。これは私のなかでかなり大きな思いがありました。とくに今年は猛暑だったので、選手に長時間撮影を任せることに対して課題感を持っていましたね。ホームの試合では大会運営などもあり、アウェイでは連れていける人数も限られているなかで、選手の負担を減らすことは常に考えていました。

ーやはり現状として、選手がそういった撮影などを担当するケースが多いのですね。

そうですね。他の高校などを見ていても選手が担当することが現状としては多いです。極端に言えば Focus Flex の導入は「選手を守る」ことにもつながると思います。やはり選手には試合でいちばんのパフォーマンスを発揮でき環境を整えてあげたいですからね。フェスティバルや練習試合ではアシスタントレフリーも選手から出さなければならず、そういった課題はどのチームにもあると思います。

あと私がすごく意識しているのは、選手たちに最先端のプロダクトに触れさせたいということです。Hudlという世界のトップクラブと同じシステムを使うなど、こういった刺激は選手に常に提供していきたいと考えています。今回も「新しいカメラを導入したことで、君たちへのフィードバックがより正確に的確に出来るようになった。また、アジアで一番最初にこのプロダクトを導入した。まさに最先端だ。」と伝えました。

サッカーの技術向上はもちろんですが、テクノロジーでも選手に刺激を与えることで、そういった分野に興味を持って社会をリードするような生徒が出てきたらいいなと思います。

ー導入のメリットとしては、すでに利用していたプロダクトとの互換性も大きな要素かと思いますがいかがでしょうか?

電源に接続していれば撮影した映像が自動でアップロードされるので、以前のようにビデオカメラで撮影した動画を取り込むという手間が省けました。Focus Flex 導入後もビデオカメラで撮影した映像をアップロードする機会がありましたが、こんなに面倒くさい作業だったのかと感じてしまいました。(笑)

あとはカメラの特徴としてアングルを選べる機能があるのですが、私は全体を引いた画角でみたいことが多いので、システムと連動して画角を後からでも変えることができるのは嬉しいポイントです。

これまで引いた映像を撮影するときは、広角レンズや魚眼レンズ独特の見づらさもありました。逆に余分なエリアまで映っているから見づらいという問題もありましたが、必要な範囲を適切に切り取った形で見ることができるので、ストレスがなくなりました。

ーこういった最先端のシステムに対して、選手はどのようなリアクションをしていますか?

選手が映像に触れやすい環境であることによって、自分自身のプレーを分析したり、チームの課題に対して自ら考えるアクションを起こすきっかけになっています。選手には考える材料や大きな方針を与えつつ、その先の成長については各自に任せるようにしています。

ーありがとうございます。それでは最後に今後の目標や展望を聞かせてください。

それぞれが充実した活動をして、一人でも多く上のカテゴリーやプロ、日本代表として活躍する選手を育てたいと思っています。チームとしては、全国を勝ち抜いて日本一になるために、Hudlさんのツールを活かしながら、より効率よく成長していきたいと思います。

チームとして志向しているサッカーがはっきりとしているので、全員が同じ画を描いて再現性の高いサッカーで勝ち進みたいと思っています。そういったなかで、Hudlさんのような映像分析ツールは、強化に欠かせないものになっています。

Hudl Focus Flex の製品情報はこちらをご覧ください。

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