【Hudl活用事例】得点・失点シーンから詳細なプレー分析まで。実際の活用法をご紹介
Hudlでは、映像をプレーごとに自由にタグ付けできるため、見たいプレーを抽出して見ることができます。自チーム、相手チームそれぞれのプレーごとに映像から、より正確な傾向を掴めます。Hudlの各スタッツレポートも参考に、多くのチームにご活用いただいています。
実際にどのように使用されているのか、ぜひ自チームの取り組みの参考にもしてみてください!
選手自ら考える材料にも。プレー集の活用
ユーザーの皆様の声を集めたところ、複数試合の映像データから自チームや相手チームの得点シーン集、失点シーン集を作成しているチームが多かったです。
シュートシーンだけでなく、「シュートに至るひとつ前のプレーから見ている」という声も。どの位置で、どのようにシュートまで持っていけることが多いのか。失点シーンでも、どの位置でどのようにボールを奪われているのか。自分たちの“勝ちパターン”、逆に相手に流れを渡してしまうシチュエーションを洗い出せます。
Hudlを使うと、スタッツタブが試合の時間帯ごとに区切られているので、自チームの得失点がどの時間帯で多いのかを確認することもできます。失点が多い時間帯を把握して原因を分析することは、強い守備を作るために必須だと言えます。
選手とのコミュニケーションをより密にとるために、プレイリスト(プレー集)を活用しているチームも多いようです。例えば、ミーティング前の事前材料に。失点プレー集を選手に共有し自分の意見を考えてもらってから、コーチングスタッフからフィードバックをしているチームもありました。選手自らが考える力に繋がる取り組みですね。
映像に加えてスタッツレポートでは、試合ごと・前後半・時間帯ごとで、ゴール、アシスト、セーブ、ポゼッションの割合などオフェンス、ディフェンスそれぞれでの数値を確認できる
得点シーン以外も、映像+数値で詳細な分析が可能
攻撃へのトランジション、クロス、コーナーキック、フリーキック、パスなど、得点シーン以外の場面ごとにもプレイリストを作成し分析しているチームも多かったです。ボックススコアでは各プレーの回数も把握できるので、合わせて参考にしていただいています。
攻撃へのトランジションを重視しているチームも。そもそもチャンスが少ないのか、チャンスは多いが得点に結びつけられていないのか。現状を把握して、自分たちの流れをどう作るかを考えているという声が多くありました。
ゴール前でのプレーでは、細部にこだわって確認しているチームが多かったです。どの位置からどのようなクロスを上げているか、中にいる選手の位置取りや入り方を確認。「体の向きや守備の仕方の確認に役立っている」という声もありました。
他にも、コーナーキックやフリーキックでは、クロス同様にボールの入れ方や選手の位置を確認しつつ、キックの質を見ているという声も。
パスも、ないがしろにできない重要な要素のひとつです。Hudlでは連続パスの本数や、エリアごとのパスの成功・不成功がわかるレポートを取得することもできます。映像とセットで選手に共有し、なぜミスに繋がったのか、どうすれば改善されるのかを考える材料になっているようです。
ボックススコア一例
パスのスタッツ
シュートの傾向を視覚化するシュートチャート
位置ごとのシュートレポート
ゾーンごとのシュートレポート
自チーム、相手チームともに、各ゾーンごと、位置ごとにおけるシュートの割合を確認することができます。プレーごとの映像ではピンポイントでプレーを見て、シュートチャートから全体の傾向を掴んでいるチームが多かったです。
各選手の位置ごとのシュートレポート
選手ごとのシュートの割合もデータ化できるため、選手一人ひとりに共有している場合が多いです。チームデータと個人データを照らし合わせて、目標に対して個人がどうしていく必要があるのかを考える材料にしているとの声も。
客観的かつ効率的に自チームや相手チームのプレーを振り返り、実際の練習や試合で落とし込むことが勝利には不可欠と言えます。Hudlでは、チームユーザーがどのように映像や数値を活用しているのかを取材しています。ぜひこちらも参考にしみてください!