映像のおかげで、理想のプレーが明確に。花園出場・桐生第一高ラグビー部が成長した理由
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映像のおかげで、理想のプレーが明確に。花園出場・桐生第一高ラグビー部が成長した理由

Hudl Japan

<トップ写真提供:桐生第一高校ラグビー部>

第101回全国高校ラグビー大会に2大会ぶり3回目に出場した、桐生第一高校ラグビー部。全国大会への切符を手にした要因として、「選手自身の成長が大きかった」と霜村誠一監督は話します。

成長するきっかけを作ったのが、Hudlを活用した映像分析でした。実際どのように使用しているのか、1年を通じた選手・チームの変化について霜村監督と伊藤龍コーチにお伺いしました。

客観視することで、プレーの共通認識ができた

ーHudlを導入する前、分析はされていたのでしょうか?

伊藤:
保護者の方がYouTubeに試合動画をアップしてくれて、学生が個々で見たり、スタッツをまとめたりしていました。ただ、チーム全体として映像を活用することはなかったです。

ーHudlを使うようになった経緯を教えてください。

伊藤:
今年のチーム始動時、個々でパワーがある選手が揃っていたわけではなかったので、「これで勝てるのか」と心配でした。スクラムマシーンで計測しても、過去の成績よりも悪い数字が出て。

どうにかしないと勝てないと思ったのが、Hudlや映像を活用し始めたきっかけです。感覚だけでは限界があるので、“理想のスクラム”を言語化して生徒に伝えたいと思いました。

ー具体的にどのようにHudlを活用されていますか?

伊藤:
主にスクラムの指導で使用中です。1回の練習から、スクラムの動画を複数プレー抜粋してアップしています。その映像に指導陣がコメントを残して、生徒へアドバイスをしています。

「○分○秒」と、指摘したい時間帯にピンポイントでコメントを入れられるのが便利ですよね。映像に矢印も書き込めるので、的確に伝えることができています。

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実際のHudlの使用画面例


ー手応えは感じられているのでしょうか?

伊藤:
確実に強くなってきたと思います。

これまでは私も選手も感覚でやっていたので、スクラムの再現性が低かったんですよね。全体的な意思統一がなされておらず、選手がそれぞれやりたいようにプレーしている状態でした。

私自身、高校までのプレー経験しかありませんし、ルールも今はかなり変わっています。思うように修正できず、試合に勝ったとしてもスクラムでは負け続けていました。


映像のおかげで、客観的に見る機会ができました。「どうしたら良いのかわからない、言葉にできない」部分が、「ここがダメなんだ」と私も選手も明確に把握できるようになりました。選手も指導者も同じ理想のイメージを持てているので、やりやすいですね。

「良い・悪い」が明確になったところで、具体的な共通認識を作りました。すると選手たち同士で、「その足の角度は違うんじゃないか」などとプレー中に言い合えるようになったんです。

日々の動画を共有することで、他の選手のプレーとその指摘を見ることができているのも大きいと感じています。だからこそ自分たちで指摘し合えていますし、他の人のプレーから学ぶことができているのではないかと。

ー映像を、共通教材のような形で使用されているのですね。

伊藤:
そうなんです。過去の良かったプレー映像やお手本映像も入れておいて、いつでも振り返られるようにしています。自分の映像と理想のプレーを見て比べられるので、選手たちだけでも勉強できるようになっています。

同じポジションの後輩に教えているのを聞いても、僕が動画に入れたコメントの言葉を使って指導しているのがわかります。指導者と上級生が同じ認識を持てているのも、良い循環だと思います。

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<写真提供:桐生第一高校ラグビー部>


指導者として、映像は必須。正確な判断材料に

ー数値は追っているのですか?

霜村:
選手たちが把握しています。昔から桐生第一では、選手自ら記録をしているんです。数字は絶対的です。結果を出していないと、明らかに現れてきます。多少ネガティブな動機付けではあるかもしれませんが、数値を見て「頑張らないと」と思うことも重要なのかなと考えています。

指導者としても、数値を見ることは重要です。「こいつ意外とやっているな」と選手の貢献度がわかるんです。正しく判断するためのひとつの指標になっています。

ー監督としてチームを見ていて、今年はどのような変化を感じましたか?

霜村:
試合中に、選手が自分たちで話し合って修正できるようになったことが大きいです。試合後も、「この場面でこのようにしたのですが、どうでしたか?」と聞きに来てくれたり。選手一人ひとりが考えるようになり、ラグビーへの理解が深まっていると感じています。

戦術面でも、映像があって良かったと思っています。特にセットプレーを読まれている場面が多かったのですが、日頃から客観的に振り返っているおかげで修正がしやすかったです。

ー最後に、指導者として映像分析への展望をお聞かせください。

霜村:
指導者として、映像分析は必要だと思います。主観や経験に頼らず、「今何が起きていて、ここから何が必要なのか」を把握すること。客観的に見ることは、良い判断を下すために不可欠です。育成年代で映像分析を取り入れているところは少ないですが、増えていって欲しいと思いますね。

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<写真提供:桐生第一高校ラグビー部>

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スポーツの映像分析システムを開発しているHudl(ハドル)社の日本チームです。 様々なTipsや海外事例、さらには国内のユーザーインタビューなどを定期的にお届けしていきます。 #Hudl #スポーツコード #ワイスカウト