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中央大学サッカー部 宮沢正史監督が体感したAIカメラ『Focus Flex』の実力「​​単純な指示では選手は動かない」

映像分析ツール『Hudl(ハドル)』は、試合や練習動画をアップロードするだけで、24時間以内にスタッツ集計やタグ付けなど詳細なデータ分析を代行。チェックしたい部分だけを抽出できる便利さもあり、世界中のスポーツチームで映像分析の一翼を担っています。

中央大学学友会サッカー部も、以前からHudlを活用し、今シーズンからは『Hudl Focus Flex カメラ』(以下、Focus Flex)を取り入れています。『Focus Flex』は、映像を自動で撮影、映像の取り込みや共有、画角の変更も簡単に行なうことができます。
 
今回は、宮沢正史(みやざわ・まさし)監督、学生アナリストの飯田佳亮(いいだ・けいすけ)氏に、Hudl の活用方法や『Focus Flex』を導入した背景について伺いました。

学生スポーツの価値は、全員に成長の機会があること

ー飯田さんがアナリストになったきっかけを教えて下さい。

飯田 元々サッカーが大好きで、高校までは選手としてプレーしていました。ただ、大学進学を機に選手は引退すると決めていたんです。もっと自分を活かせる形でサッカーに関わりたかったので。そんな思いもあって色々と調べていたところ、サッカーにはアナリストという仕事があると知りました。これは自分の性格にも合ってそうだなと思い、未経験ながらサッカー部に入部。幸運にも入学時から活動させていただき、現在アナリストとして4年目を迎えています。

ーアナリストとしての日々の業務や役割を教えていただけますか?

飯田 日々の業務は大きく分けて2つあります。1つは、日々の練習や試合の撮影。もう1つは、撮影した映像を編集してミーティング用の資料を作ったり、プレゼンをしたり。主にチーム内では宮沢監督のサポート役として動いています。

ー監督から見て、学生アナリストとしての飯田さんの活躍をどのように評価されていますか?

宮沢 アナリストとして日々チームのために尽力してくれて非常にありがたく感じています。私の右腕としてもとても頼もしい存在です。

飯田アナリスト(左)と宮沢監督(写真提供:中央大学サッカー部)

ー大学サッカーでは学生自身が様々な役割を担うことも重要視されていますが、監督が考える学生スポーツの価値についてお聞かせいただけますか?

宮沢 部に関わる全ての学生に成長の機会があることです。中大サッカー部では、飯田さんをはじめ多くの学生が様々な形でチームに貢献してくれています。これは本当に素晴らしく誇らしいことだなと。今後も、選手を含め運営やアナリストとしてチームに関わってくれている全ての学生の成長をサポートしていきたいです。

ー母校に監督として戻られて3シーズン目を迎えられました。チームを指揮する中で、特に意識されている点を教えて下さい。

宮沢 マネジメント面では細心の注意を払っています。何よりも大切なことは選手全員の成長ですからね。特に重視しているのは、試合に出る機会の少ない選手たちの成長をいかに促すか。この点は常に意識して日々指導に当たっています。

(写真提供:中央大学サッカー部)

保護者の方々との映像共有は「大きな安心感」につながる

ー現在、Hudlをどのように活用しているか教えて下さい。

飯田 日々の練習や試合、対戦相手のスカウティング、ミーティングやその際に使用した資料など、ありとあらゆる映像をHudlで共有しています。大きなメリットとしては、選手がこれらの映像にいつでもアクセスできることです。自分たちのタイミングでプレーを振り返ったり、対戦相手の分析をしたりできるのは、彼らにとっても非常に便利だろうなと。他には、保護者の方々にチームの活動を知っていただく手段としても、Hudlは重要な役割を果たしています。

ー保護者の方も含めて、かなりオープンに映像を共有されているんですね。

宮沢 そうですね。保護者の方々からも良い評価をいただいています。中には、選手以上に熱心に映像を確認している親御さんもいるほどです。毎日の練習映像を通じて成長の過程を見守れることは、保護者の方々にとって大きな安心感につながっていると感じます。

ー試合だけでなく練習の映像も見られるのはいいですね。

宮沢 指導者としても、練習の振り返りが格段にやりやすくなりました。選手たちも、自分のプレーで気になった部分をすぐに見直せるので、技術面の向上に役立っているようです。また、怪我をしたときの状況も映像で確認できるため、トレーナーの診断や治療にも貢献しています。

ー今年から『Focus Flex』も活用されていますが、導入に至った背景を教えて下さい。

宮沢 昨年まで他社製のアクションカメラを使用していましたが、アナリストの人手不足もあり、AIカメラの必要性を感じていたんです。そんな時にタイミング良く『Focus Flex』のお話をいただきました。説明を聞いて「これは是非使ってみたい!」と思い、すぐに総監督に相談。即決で導入に至りました。

ー実際に『Focus Flex』を使ってみていかがでしたか?

宮沢 撮影の負担が大幅に軽減されましたし、撮ったばかりの映像が自動でアップロードされるのも便利ですね。すぐに映像をチェックできるのは助かります。おかげで、分析作業がずいぶんとスムーズになりました。

ー費用感についてもお聞かせ下さい。

宮沢 現在、サブスクリプションプランで契約しているため、月々の費用も抑えられています。金銭的にも現在のプランは大変ありがたいです。

「データを活かした指導」が選手に納得感を与える

ー選手に情報を伝える際に工夫していることがあれば教えて下さい。

飯田 公式戦ではHudlアシストを使っているため、膨大な量のデータを収集しているのですが、その全てを選手に伝えることはありません。やはりそのまま伝えても選手には響かないので。日頃から重要なポイントに絞って伝えることを意識しています。

(写真提供:中央大学サッカー部)

ー普段どのように伝えているか、具体的な指導方法について教えていただけますか?

飯田 伝え方の流れとしては、まず最初に課題を抽出します。監督と一緒に試合映像や練習内容をチェックして「もっと攻撃したい」「ちょっと守備が緩い」など、改善点をリストアップ。

次に、その課題に関連するデータを選んで選手に提示します。例えば、Hudlアシストのシュートチャートを使って「相手より自分たちのシュート数が少ない」「ペナルティエリア内でのシュートが少ない」といった具体的な数字を出すんです。

その上で「だからこういう練習をしよう」「次の試合ではここを気をつけよう」といった形で、具体的な改善提案につなげていきます。

ーまさにデータを活かした指導ですね。

飯田 そうですね。課題とデータを結びつけることで、単に「攻撃力が足りない」と言うよりも「こういうデータが出ているから、シュートが打てていない」と説明する方が、選手の納得感も高まります。データを上手く使うことで監督も私も自信を持って選手に話ができますし、選手たちも前向きに練習に取り組んでくれます。

宮沢 正直な話をすると、昔と比べて今の選手たちは指導者の単純な指示だけでは動きません。なぜその練習が必要なのか、それをやるとどんな効果があるのか。選手たちはその練習の意図や目的を理解しないことには、なかなか前向きに取り組めないんです。

ただ、裏を返せばそれらを理解することが、彼らのモチベーション向上につながります。指導者としても現場を通じてデータや映像の必要性を日々感じているところです。

ーお二人の今後の目標やキャリアについて教えて下さい。

宮沢 まずは、母校である中大サッカー部を日本一のチームに育て上げたいです。自分のキャリアについては、いつかJリーグのクラブで監督をしたいという思いがありますね。そのためにも、現在の立場で指導者としての経験を積み、自身としてもさらに大きく成長していきたいです。

飯田 卒業後はプロの世界でもアナリストとして活動していきたいです。大学では、映像編集や撮影技術だけではなく、選手への効果的な伝え方や、どうすれば人の心や考えを動かせるかなど、コミュニケーションの重要性についても多くのことを学びました。これらの経験を活かしながら、よりハイレベルな環境で、アナリストとしてさらに成長していきたいです。

(写真提供:中央大学サッカー部)

ー最後に、Hudlを導入しようと考えているチームの方へのメッセージをお願いします。
 
宮沢 Hudlは、選手やチームの成長に直結するツールだと思います。映像やデータを使うことで、選手たちも感覚的に理解できますし、Hudlを活用する意義は大いにあるかなと。

一方で、Hudlは導入すればそれで良しというものでもありません。本当に大切なことはいかに使いこなすか。そのためにも、私たち指導者は常に学び続ける姿勢が重要です。サッカーやテクノロジーの世界が日々進化するように、私たちも常にアップデートしていく必要があります。

Hudlを含め新しいツールを活用することが、指導者としてのステージをさらに引き上げるでしょうし、それが選手たちの成長にもつながるはずです。今後も新しいものを取り入れながら、より良い指導をしていきたいと思います。

飯田 アナリストの立場としてお伝えしたいことは『Focus Flex』の素晴らしさですね。やはりアナリストの仕事において、映像は最も重要な基盤。しかしながら、一般的なカメラを使った場合、誰が撮るかで映像の質はバラバラです。私たちもそこに課題を感じていましたが、それを解決してくれたのが『Focus Flex』でした。

このカメラは、誰が設置しても映像の質が一定に保たれますし、人、ボール、プレーの様子もしっかり映っています。撮影者のスキルに左右されず、常に同じクオリティの映像が得られるのは本当にありがたいです。私としても映像の質を心配することなく、本来の分析業務に集中できるようになりました。今ではこのカメラが頼りになる相棒ですね。


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Hudlでは1ヶ月間の無料トライアルをご提供中です。 まずは試してみたい方、詳しい話を聞きたい方、 お気軽にご連絡ください!