面倒な試合のタグ付け、24時間で自動処理。Hudl Assistとは?
前回のコラムnoteでは、Hudl Focusについて取り上げました。
今回は、スポーツ分析をより効率良くスピーディーに行なうためのツール、「Hudl Assist」についてお伝えします。
「Hudlは分析に役立つけど、そもそもタグ付けするのに時間がかかる...。」
「1試合のプレー数も多く、試合が続くとなかなか手が回らない」
Hudlをお使いの指導者の方から、こんな声をいただきます。映像分析、戦術考案、練習メニューの作成と、日本では指導者自らアナリストの役割までこなすことが多いのが現状です。
そこで映像分析の作業時間を大幅にカットし、指導や戦術の考案により多くの時間を割けるようにするために、Hudl Assistが活用されています。
Hudlアカウントから、ボタンひとつで送信するだけ
送信の手順は簡単です。Hudlアカウント上のライブラリからビデオを選択し、「Send to Assist(アシストへ送る)」をクリックし、いくつか設定をするだけ。
タグ付けを希望するチームと、チームカラーを選択します。映像の抜け落ちについてなど、アナリストにコメントを残すこともできます。
最後にもう一度「Send to Assist(アシストへ送る)」をクリックすれば、送信完了となります。24時間以内にHudlのアナリストがタグ付けを行ない、完了次第メールで通知します。
種目に応じた詳細な分析レポートを提供
現在Hudl Assistは、アメリカンフットボール、バスケットボール、バレーボール、サッカー、ラクロス、アイスホッケーの6種目に対応しています。
それぞれの種目でタグ付けする項目を一部ご紹介します。
●アメリカンフットボール
・フォーメーション
・シリーズ数
・オフェンスのプレー成功、不成功(ダウンによって基準あり)
・オフェンス、ディフェンス、キッキング
・クォーター
・ダウン数
・タッチダウンまでのヤード(オフェンス目線)
・ゲインヤード/ロスヤード など
●バスケットボール
・それぞれの位置からのシュート確率
・スタッツ
・相手チームのスタッツ
・シーズンを通じた傾向(勝敗など)
・シーズンを通じたシューティングデータ など
●バレーボール
・選手ごとのアタック場所、成功率
・スタッツ
・シーズンを通じた傾向(勝敗など)
・作成した目標に対しての達成/未達成 など
●サッカー
・シュート分布表
・スタッツ
・ゴール傾向
・作成した目標に対しての達成/未達成 など
●ラクロス
・ドロー成功確率
・オフェンスでの各数値(ゴール、アシスト、ショット)
・ディフェンスでの各数値(決められたゴール、ブロック、セーブ)
・ボールポゼッションに関する数値
・ターンオーバーに関する数値
・スタッツ
・ファウル/ペナルティに関する数値 など
●アイスホッケー
・パワープレーに関する数値
・ファウルに関する数値
・オフェンスでの各数値(ゴール、アシスト、ショット)
・ディフェンスでの各数値(決められたゴール、ブロック、セーブ)
・ペナルティに関する数値 など
Hudl Assist 導入チーム事例
以前本noteで取り上げたチームもHudl Assistを導入し、ご活用いただいています。
指導者、スタッフ、選手、チーム全体がそれぞれどのように変わったのか、ぜひご一読ください!
・筑波大学蹴球部『Hudlを使って天皇杯躍進? 筑波大学蹴球部・データ班の勝利を導くシゴト
・慶應義塾体育会ソッカー部女子『Hudlは、慶応ソッカー部女子をどう変えたのか?』